早尾貴紀:原発震災関連

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zoom RSS 神戸で集まりをもちます/先の見えない被害と避難

<<   作成日時 : 2011/03/26 13:34   >>

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(3月26日、記す)

みなさま

 早尾@八尾(大阪)です。

 一昨日、昨日と、いくつかの会合がありました。
 そのうちの一つは、仙台およびその近郊から関西方面に避難中の家族連れらを中心にして、神戸で集いをもとうという相談でした。急な話ですが、明後日、28日におこなうことになりました。
 関西方面ご在住の方、ご参加くださいましたら幸いです。また、参加できそうなお知り合いに案内を転送してください。そして先日、みなさまからお寄せいただいた支援金の一部を、この集いの運営に使わせていただくことをご了承ください。

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 「また会えたね」〜震災・原発、仙台からここへ〜

 2011年3月28日(月) mon. 16:00〜21:00
 旧グッゲンハイム邸
 〒655-0872神戸市垂水区塩屋町3-5-17
 tel/078-220-3924. http://www.nedogu.com

 3月11日に起きた東北関東大震災によって福島の原子力発電所
 が事故にあい放射能汚染の危険が高まっています。放射能は特
 に妊婦、乳幼児、出産前の女性、子供へのリスクが高いことが
 知られています。震災直後から度重なる事故が続くなか、必死
 の思いで小さな子供を抱える親達が被災地から関西以西へと避
 難してきました。その数は直接私たちが把握しているだけでも
 100名以上。実数はその数倍に達するでしょう。原発から離れ
 たとはいえ、慣れない土地での不安やストレス、住み慣れた街
 への未練、負い目、罪悪感を抱えて過ごしています。そこで被
 災した親子達が一度集まってそれぞれの心境を語り合う場をつ
 くりたいと思いました。できるだけ関西、神戸の地元の人達と
 も交流し、理解を深められればとも願っています。
 子供たちには子供同士で思いっきり遊ぶ時間を用意して、おい
 しいものを食べてもらう。会場の旧グッゲンハイム邸は約100
 年前に建てられた洋館。目の前には青い海が広がっています。
 今起きている震災、原発事故に少しでも関心のある方はどうぞ
 ご参加下さい。
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 この企画の中心は、仙台の古本喫茶「火星の庭」を経営する前野久美子さん。私のところと同じく7歳小学一年生の子どもとともに明石まで退避してきました。サポートするのは、私・早尾と、そして二人の娘を連れて実家の尼崎に避難してきた清水香名さん。


 世間やメディアの危機感が薄れていくのに反して、どうも1〜3号機の核燃料の溶融および原子炉の損傷は確実と見られ、作業員被曝などによる作業の中断も重なり、これ以上さらに放射能漏れ・汚染の拡大が進むのは不可避のように感じます。
 昨日20〜30kmの「自主退避」などというとんでもないいい加減な指示が出ましたが、この世界最大級の原発事故の進展中に、どこまで鈍感さを露呈させるのでしょうか。あるいは、経済損失や補償・賠償を最小限にするために、意図的に過小評価を繰り返しているのかもしれません。おそらく50〜60kmに位置する郡山市や福島市という福島県の二大都市に避難が広がることは、政府はぜったいに避けるでしょう。またしても人命より経済合理性を優先するのでしょうか。
 ひたすらに停電と放射能の観測値を気にする関東とは異なり、宮城県では、まだまだ足りない被災者救援が最優先課題となっていること、そして地震によって計測機器が壊れたという表向きの理由から、放射能のデータさえもまともには取られていません(文科省は宮城県と福島県についてのみ「データ届かず」として数値を公表しません)。そのこと事態が驚異です。


 昨日は、兵庫県被災者連絡会のみなさんの会合にも参加しました。
 なかには直接仙台や石巻などの現地を視察してきたメンバーもおりましたが、いったい何を「支援」したらいいのかが誰にもわからない、という感じでした。物資そのものは集積場には各地から届いている。その先、避難所などに適切に配分するところで滞っている。避難所が広大な範囲にたくさんありすぎて、把握されていない。現地ではガソリンが手に入らない以上、有志で個別に配送することも困難だし、遠方から貴重なガソリンを使って物資を送ることに疑問もある、と。
 他方、「原発震災」という観点からすると、その「被災地」の範囲は、明らかに30kmにはとどまりませんし、それがすでに実際にどれぐらい広がっているのか、今後さらにどれぐらい広がるのか、いつまでそれが続くのか、それさえも誰にも分からないなかでは、「被災者」の定義も困難なのが現状です。

 仙台から退避してきた私たちが、少しでも現地とのパイプ役になれればと思っています。

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