早尾貴紀:原発震災関連

アクセスカウンタ

zoom RSS 福島・宮城からの退避を

<<   作成日時 : 2011/03/16 12:26   >>

トラックバック 0 / コメント 0

(3月16日記す)

みなさま

 早尾です。

 大阪からのメールにも本当にたくさんの励ましや協力の申し出をいただきました。
 ありがとうございます。なおも個別にご返信できないことをご容赦ください。
 自分の子どもの相手をしながら、各方面との連絡調整中のためです。

 現在、私の「地元」である仙台ないしその周辺の、とくに小さな子どもをもつ親たちに対して、「福島原発から100km圏内にある仙台はもはや極めて危険な状態にあるから、一刻も早く退避すべきである、ということを伝え、そのための具体的な情報や手段などのサポートをすべく努力しています。
 そのためには脱出する側に、放射能の危険性を認識させ遠くへの移動を促すことと、脱出先となる地域に当面の居場所を確保すること、この両方が必要です。
 私と皆川と、この問題に重大な関心を寄せている幾人かの友人らとで、そのための知恵を絞り、具体的に行動をしているところです。

 昨日は、1歳と3歳の娘をもつ父子家庭と、私の子どもと保育園時代の同級生だった親子のふた組の家族が仙台を離れる決意をし、夜中のうちに手配できた車でたったいま、皆川の実家のある新潟に到着したところです。新潟から今日中に大阪に向かうことを目指します。
 また別の家族が自力でガソリンの続くかぎり走行し、山形に辿り着いたところで連絡をもらい、空路で大阪に行くこと、席を確保できないようならローカル線ででもさらに遠くへ移動するように言いました。

 関西では、私の友人の赤尾光春さんが窓口となって、空き家や空き部屋をもっている知人らの協力を得て、いますぐの段階で5家族分ほどのスペースを確保しました。
 現在、もう少し組織的な支援が受けられないか、いくつかのNGOなどに相談を進めている最中です。まだ受け入れ態勢としては、広く退避を呼びかけるには十分とは言えませんが、しかし事態は一刻を争います。

 そこでみなさんにも協力のお願いです。
 さすがに福島県では退避の動きが進んでいますが(それだって遅すぎる!)、問題はとっくに、「20km退避」や「30km屋内退避」などという次元を越えています。
 地震そのものの混乱に加えて、放射能の避難者が殺到することを恐れた政府・東電が、意図的に情報や表現を曖昧にし、個々の人命よりも秩序を優先させています。
 現実には、もうチェルノブイリと同じレベルです。100kmでも200kmでも安全とは言えない、そういう状態にあると思います。どうして「屋外で20日間いたら健康被害が出る」と報道されるほどの放射線が宮城県で測定されているというのに、「ただちに健康に影響ない」と断言できるのでしょうか。仙台は100km「圏内」にあります。宮城県南部はさらに近い。

 その日その日の計測値に一喜一憂している場合でもありません。風向き次第でどうにでもなります。
 爆発し破損した原子炉からは前代未聞の大量の放射能が放出され続けています。それはある日は仙台方向へ、ある日は東京方向へと流れ、日々数字は変わります。しかし、それがあとどれぐらい大量放出が続くのか分からないのです。
 その状態で「安全だ」という政府・東電の見解、テレビ報道を信じて体内被爆を続けていていいはずがありません。もし万一、結果的に数週間で収束することがあるとしても、一刻も早く当面は東北南部を離れるべきです。

 みなさんにお願いです。
 仙台や福島やその周辺で、とくに小さな子どもをもっている友人がいたら、即刻退避を呼びかけてください。事態は深刻です。
 もし具体的な反応として、誰か脱出する気持ちがあるけれども迷っているとか、あるいはその可能性のある手段を探りたい、という人がいた場合、私までメールないし電話で連絡するように言ってください。できるだけの対応はします。

 仙台は陸の孤島で、脱出できないとあきらめる声が多いですが、ありとあらゆる種類の可能性を探っているところです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

福島・宮城からの退避を 早尾貴紀:原発震災関連/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる