早尾貴紀:原発震災関連

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zoom RSS 郡山の闘い/京都キャンプ始まりました

<<   作成日時 : 2011/04/30 08:32   >>

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みなさま

 BCCで早尾です。この週末は京都からです。

 久しぶりに子どもに会いました。「転校は嫌だな」と言っていた3月末とは逆に、「このままずっと京都がいいな」と言うぐらいに、京都の学校と里親さんのところに溶け込み、楽しんでいたようです。学校と里親さんには感謝感謝です。
 それはそれでとてもいいことなわけですけれども、他方で、今度は戻る心配が出てきます。福島市での集会で、3月に一時避難していた多くの方々が、このままでは子どもが戻れなくなるのではないか(4月の学校始めにいないと、教室に溶け込めないのではないか)などと心配し、4月初めに避難生活を終わらせたという話をたくさん聞きました。私も小学生の子どもを持つ親として、よく理解できる心配事でした。

 放射線による影響が甚大である子どもを守るためには、しかもその影響の範囲が時間的・空間的に不透明である晩発性被曝については、そのリスクを回避するためのあらゆる努力が試みられなくてはなりませんし、また政府がその努力を放棄してしまっている事態に対して個人的な・自発的な防衛策を講じることも尊重されなくてはなりません。
 いまニュースにもなっている、私の生まれ故郷!、郡山市の校庭地表を剥ぐ除染の試みもそうです。
 文科省や県は「必要ない」としましたが、郡山市が独自に判断し、実施したところ、一つのケースでは、3.3マイクロシーベルトが除染後0.5マイクロシーベルトに下がったとのこと。また、こうした除染が有効だという判断を指示する独自調査として注目されているのは、郡山にある安積黎明高校のデータ公表。
 http://www.asakareimei-h.fks.ed.jp/housysen.pdf
 http://www.asakareimei-h.fks.ed.jp/housyasen_4_25.pdf
 核種に分けて綿密な調査を行なっており、ここから、現在の放射線量が、新たな飛散によるものではなく、すでに地表に落ちたセシウムによるものだということが示唆されました。ならば、除染によって、子どもたちをある程度、被曝の危険から守ることができるはずです。郡山市の試みは、除染が有効であることを証明したと思います。
 その取り除いた汚染土の処分先のことで問題が起きていますが、放射能汚染物の廃棄に関しては、政府と東電が対応すべきもの。メディアは郡山市の混乱のように報じていますが、回答に窮した郡山市の説明会の様子をトップニュースで映すぐらいなら、20ミリシーベルトの根拠を示せなかった文科省の説明をこそ、映像付きでトップニュースにすべきだったでしょう!
 子どもを守るために、文科省や県の移行を無視して実力行使をした郡山市の姿勢は、土の処分の見通しの甘さはさておき、評価すべきものだと思いますし、文科省などよりもはるかに正確で役に立つデータを公表した安積黎明高校の独自調査も、素晴らしいと思います。

 このかん、福島や宮城での集会などでも同様の意見がたくさん出たのですが、とにかく、自分たちで身近なところの放射能汚染の程度を、徹底的に細かく測るしかありません。とくに宮城県などは、仙台市で一ヶ所、丸森町で一ヶ所、などとごくおおざっぱにしか測っていませんし、地表・土壌をまったく測っていないのです!
 しかし、すでに明らかなように、わずか数百メートル、あるいは数メートル違うだけで、大きく線量が異なること、あるいは水たまり・吹きだまりでは飛び抜けて高い線量が出ることがあります。しかし、自治体はそういった調査をしません。
 もちろん、放射線線量計を十分な数もっていないとか、沿岸被災地の対応で余裕がないとか、そういうこともあるでしょう。ならば、市民グループ、友人ネットワークのなかで、信頼できるしっかりした線量計を購入して共有し、あちこち測りまくる、必要な除染を行なうということがとても必要だと思います。(ということで、われわれもすでに注文しているので、もうすぐ届くと思うのですが、、、)

   *   *   *   *

 京都の子どもキャンプが部分的に始まりました。私も施設を使わせてもらう京都精華大学を見学してきましたが、日本画のモデルとなる動物が大学のなかにいっぱいいて、とくにシカには菜の花をあげることができて、とても楽しい場所でした。「実験用パン焼き釜」とかも(笑)
 また、合宿場となる建物もとても立派で安心しましたが、聞いてみたら、短期留学生用の受け入れ施設だったそうで、いま日本中から留学生が逃げていますので、そう考えると、なるほどと思うと同時に複雑な気持ちです。
 とにかく子どもたちが、マスクをせずに、安心して外遊びができるように、そこでリラックスできるように、それだけを祈っています。
 これから来週の連休本番には、総勢10数名が集まります。
 また、3月にバス代のカンパをくださった方々に報告ですが、残っていたお金の一部を、この子どもキャンプの運営費にも支出しました。ご了承ください。(なお、近く、おおざっぱな会計報告もいたします。少々お待ちを。)

   *   *   *   *

【以下、ML「フクシマとともに生きる」運営人の赤尾光春さんからの転送依頼】
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(以下、転送・転送歓迎いたします)

みなさま

先日お送りしました、子供の放射線摂取基準を20ミリシーベルトまで引き上げた政府措置に対する署名のお願いですが、おかげさまで、25日の一次締め切りの段階で3万3千もの署名が集まったようです。これを受けて、27日に関係団体が署名を管首相および高木文科相に提出さましたが、ここ数日も国内外の専門家、市民団体、報道機関、個人などからこの措置を撤回するよう求める声が相次いでいるにもかかわらず、政府はそうした声を黙殺して、上限の引き下げに応じない構えを見せております。

署名はいったんは締め切りましたが、最終締め切りまでもう少しお時間があります。国を動かすためには、一次募集で集まった署名をはるかに上回る数の賛同者が必要と感じます。

つきまして、まだ署名されていない方はどうぞ署名にご協力ください。また、すでにご署名いただいた方や署名の要請をご転送いただいた方も、身近な範囲だけでもけっこうですので、できる限りこの呼びかけを広めるのにご協力ください。
http://e-shift.org/?p=166

4月30日(土)23:00までにお願いします。

この署名の集計結果如何で、福島の子供たちの未来の運命を左右することにつながるかもしれませんので、ぜひともご一考いただければ幸いです。

以下、ご参考のために、関連する追加資料をご用意しました。お忙しい方は★だけでもご覧ください。

【参考資料(追加)】

◆関連記事&ニュース
★「『福島の子どもたちを助けて!』とTwitterでつぶやいてください」福島県の小学校教員の訴え(日刊リベタ)
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201104271202043
<チェルノブイリ>因果関係調査なし 放射線障害孫の代まで(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110425-00000004-mai-int
★ノーベル賞受賞医師「子供の許容被ばく線量高すぎる」と疑問(テレビ朝日)
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210427018.html
オーストラリア専門家「福島の子供を守れ 日本の放射線基準に失望」(共同通信)
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/0ad454f69001d70f10f17fd47e155215
東電の女性社員、基準3倍超す被曝 原発屋外で作業(朝日新聞)
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201104270212.html
Radioactive Strontium Found in Hilo, Hawaii Milk(ハワイの牛乳からストロンチウム検出)〈Forbes〉
http://blogs.forbes.com/jeffmcmahon/2011/04/27/radioactive-strontium-found-in-hilo-hawaii-milk/
炉心溶融で漏出する物質―危険なのはヨウ素、ストロンチウム
(The Wall Street Journal)
http://jp.wsj.com/Japan/node_198389/?tid=tohoku

◆関連ブログ&映像
★子供に20ミリシーベルトの被ばくをさせるのか!(市民団体と政
府担当部署との協議)
http://www.youtube.com/watch?v=Ju6tDOvuMuM
★福島からのメッセージ2(NO NUKES NECO project)
http://necoproject.blog27.fc2.com/blog-entry-33.html
「チェルノブイリ・ベイビー」から「福島の子どもたち」へ(藤澤
みどり氏(TUP 冬の兵士プロジェクトチーム)ブログ)
http://newsfromsw19.seesaa.net/article/197710036.html
白二中校庭(福島大地原発から約80キロ地点)でのモニタリング
《平成23年4月23日》
http://www.youtube.com/watch?v=_tC0KlHU2mM
超・ねじれ思考  児童の被ばくは多い方が良い??(武田邦彦氏ブログ)
http://takedanet.com/2011/04/post_b591.html
給食 法律上(規制値以下の)汚染された食材は使えない!
http://takedanet.com/2011/04/post_f0cd.html(同上)
むしろ堂々と暗さをアピってみる(福島県郡山市在住の3児の母のmixi日記[全体に公開])
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1712245481&owner_id=16893970


◆呼びかけ団体
メーリングリスト「フクシマと共に生きる」(Living withFukushima)
http://groups.google.com/group/living_with_fukushima

(以上転送終わり)

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