早尾貴紀:原発震災関連

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zoom RSS 夏の甲子園大会/カンパの会計報告/徐京植氏がTVで語る

<<   作成日時 : 2011/08/13 07:39   >>

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原発震災でご心配くださっているみなさま

 神戸より早尾です。


1、夏の甲子園大会

 お盆休みということで、一昨日、京都入り、疎開中の子どもと再会し、神戸に連れてきました。海、甲子園球場、などで遊んでいます。
 そういえば、3月の緊急避難中も大阪だったので、センバツ行ってますから、春夏連続になります。
 野球少年である私の子どもは、3月の原発爆発のちょっと前、『遥かなる甲子園』(山本おさむ)を読んで、「甲子園に行きたい!」と言っていて、「ま、何年後か、関西のほうに連れていく用事でもできたら、ついでにね〜。甲子園のためだけに行くことはないから」なんて言っていたら、いきなりその一ヶ月後には本物の甲子園体験でしたから、あまり喜べない偶然だと思っていました。
 それから5ヶ月、もう夏の大会で、それも甲子園球場で見てしまうとは。

 今日は福島県代表の聖光学院の試合を観戦しました。複雑な気分。
 最も被曝している高校生と言っていいでしょう。福島県大会は郡山の開成山球場。測定して、「2.2マイクロシーベルト。基準の3.8以下なので問題なし」って、そんな場所でヘッドスライディングとか激しくしながら、決勝まで闘ってきたチームの球児たちは、いったいどれだけの外部被曝と内部被曝とをしてしまっているのか。
 逆に、このまま甲子園大会で長く勝ち残ることが、彼らにとっての「保養」になるのか、それならぜひとも勝ち残ってほしい、と思っていたら、今日負けました。ということで、彼らは被曝地に帰ることになるわけです。
 すぐさま秋の地方大会が始まるでしょう。まだ毎時2マイクロもあって、もはや人間が住んではいけない環境で、泥だらけになりながら練習と試合を毎日重ねていくのでしょう。
 本当に許し難い事態だと思いますし、最後のバッターがアウトになった瞬間、彼らが被曝地帯に戻らない方法はないものかと、茫然としてしまいました。こんな被曝の強要が、どうして〈同じ人間〉として認められるのか、子どもと甲子園大会を観ながら、その理不尽さを再認識させられました。



2、カンパの会計報告

 7月のはじめにみなさんからいただいたキャンプ関係のカンパにつきまして、今日、最後のお金まで使い切りましたので、報告いたします。約40人の方々から約110万円をいただきました。本当にたくさん寄せていただき、ありがとうございました。
 当初予定していたものも予定外で出したものも含めて、以下のように支出いたしました。

・「ゴーゴーワクワクキャンプ」(京都精華大学、代表:久保田美緒と芝奈津子)の資金として50万円

・「いわきの子ども達と里山で夏休み」(京都美山町、代表:松尾圭子)の資金として30万円

・母子週末保養プログラム「ちいさなたび→せんだい」(仙台、代表:佐藤美樹子)の資金として20万円

・自主避難の母子家庭支援金として10万円


以上で全額を配分いたしました。
 ご協力くださいましたみなさま、本当にありがとうございました。

 北海道から沖縄まで、被災地の子どもたちを招いてのキャンプが、現在進行中だったり、すでにプログラムを終えていたりして、いくつか様子も伝えられています。「今度は冬休みに!」、なんていう声が、参加者からも主催者からも出た、という話も聞きました。またしても、GWキャンプのときに聞いた、「今度は夏休みに!」の声に感じた違和感。え、夏まで残っているつもりなのか、と。今度もそうですが、半分は、きっとそうなるだろうという、そうやって残らざるをえない人たちは、長期休暇ごとに保養に出ることでかろうじて体を守るしかないのだ、と、ほとんど諦観みたいなものを抱きました。
 でも、この夏キャンプをきっかけに、2学期から避難を決断した、というケースも聞いており、夏キャンプがそういうきっかけとして働いたことでホッとした部分もあります。



3、テレビ番組の案内(明日の朝です!)
 
「こころの時代 シリーズ 私にとっての3・11
  フクシマを歩いて 作家・徐 京植」

  放送/2011年8月14日(日)あさ5:00〜6:00 NHK教育
  *再放送は高校野球放送のため現在のところ未定です 

(番組案内より)
 緊急時避難準備区域に指定された南相馬市では、耕作禁止の田でひとり草を刈る農民や、隣近所が「自主避難」を始める中で介護が必要な妻とともに動こうとしなかったスペイン思想研究者に出会います。
 小学校の校庭汚染が大きくメディアにとりあげられた郡山市では、報道にあらわれてこない朝鮮学校の子供たちの今、そして、福島に「根」をおろして暮らす韓国・朝鮮人の歴史(郡山市郊外の高玉金鉱山)などを訪ねます。
 この原発事故は、日本の社会の何をさらけ出して来たのか―。
 今、私たちに問われていることは何なのか―。
 徐京植さんへのロングインタビューと、福島への同行取材ロケのVTRを織り交ぜながら、考えてゆきます。
 担当/NHK制作局文化福祉番組部・衛星放送センター



 徐京植さんは、3.11直後から、私個人の安否も心配してくださり、そして、私のやってきた避難支援の活動にも支援をくださいました。
 4月以降は、私が徐さんの「同僚」ともなり(東京経済大学)、大学のなかでいっしょに学生たちに3.11をいかに語るのかについて、話し合ったり実践したりしてきました。
 実はインタヴュー収録のときも、横から眺めさせていただいています。それを見て、この時代経験を、私たちはどこまで正面から思想として血肉化していくことができるのか、それが問われているのだと強く感じました。

 ぜひ観てください。

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