早尾貴紀:原発震災関連

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zoom RSS 須賀川・郡山の避難相談会/いのち・むすびば発足/カンパのお願い

<<   作成日時 : 2012/03/07 22:15   >>

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日頃ご心配くださっているみなさま、原発震災でご連絡くださったみなさまへ

 甲府より早尾です。
 昨年3月以来、不定期でBCCでお送りしているメールです。

 今度の日曜日にはもう〈3.11〉が来るのですね。怒濤のような毎日をしのいでいるなかで、いったいどういう気持ちでその日を迎えることになるのか想像ができません。
 しかし日々もがいているなかで、必然的に、移住した甲府で新しい活動を展開する日になりそうです(後述)。まだ立ち止まって静かに振り替える時が訪れる気がしません。


1、避難・保養の相談会(須賀川・郡山)

 すでにお伝えしたとおり、2月には福島市で大きな避難相談会をやりました。
 http://hayao2.at.webry.info/201202/article_3.html
 一年経っても被曝リスクは変わらず、不安を抱えているのに、「動けない」現状をどう打開するのか。被曝地内部では、そこで日常を過ごす以上は汚染を見ないことにするしかありません。でも、子どもへの影響を心配する親たちは、孤立しながら手探りで出口を求めています。外から「危ない、危ない」と叫んでいるだけではその手をつかむことはできません。汚染地の内部にあえて入って、内部と外部の温度差を肌身で感じながら、疲弊した表情に直接向き合い、小さな声に耳を傾けながら、手を取り合うことでしか一歩を踏み出せない状況に追い込まれている人たちが、まだまだたくさんいます。

 だからこそ、こうした避難情報や相談会の機会がなかった郡山・須賀川方面でも、相談会をする必要を強く感じ、急遽開催を決めました。これは、どうしても春休み前、新年度前に、春休みキャンプと、そして新年度からの転校も含めた移住の、決定的なチャンスだと思ったからであり、そして〈3.11〉から一年という心理的な区切りで忘却が進んでしまう前に、ということでもあります。
 また、郡山・須賀川での開催にこだわったのは、私自身が郡山の生まれであり、両親がいま須賀川にいるからでもあります。そこの汚染状況は、福島市並みの高濃度汚染地帯があちこちにあるにもかかわらず、基本的には安全キャンペーンによって、住民は被曝にさらされたまま放置されてしまっています。
 3日に須賀川で相談会を開催、今度の10日には郡山でおこないます。
 http://hayao2.at.webry.info/201202/article_5.html

 また、須賀川相談会の報告を以下の文章にまとめました。お読みください。
 「須賀川での保養・避難相談会を終えてーー3・11から一年の重み


2、「いのち・むすびば」発足です

 甲府に移住し4ヶ月が過ぎました。この場所は、福島・宮城からの移住者だけでなく、首都圏からの移住者も少なくありません。山梨県は、東京へのギリギリ通勤圏の範囲では汚染が最小限にとどまったためです。
 しかし、積極的な避難者受け入れ支援の動きは小さく、避難者・移住者どうしの横のつながりも、地元市民団体との連携もなく、また食品流通や瓦礫処理などへの取り組みも弱いため、放射能汚染時代を市民として生きていくネットワークが欠如していました。
 そこで、3月1日「いのち・むすびばーー放射能からいのちを守る山梨ネットワーク」を結成しました。移住者と、もともと地元の人とがいっしょに活動をつくっていきます。また、福島やその周辺の被曝地ともつながっていきます。
 その事実上最初の集会を、3月11日に開催することにしました。

 「〈3.11〉から一年
  汚染地から山梨へーー放射能からいのちを守る取り組みを」

 私がこの一年を振り返りながら、〈3.11〉が私自身にもった意味、あるいは社会の変化について考えたことを問題提起として話します。そして保養・移住支援、食品流通・給食測定、土壌・肥料汚染、瓦礫処分受け入れ、茶話会・学習会など、課題ごとの取り組みに向けて具体的に話し合います。

 なお「むすびば」の名は、これまでたくさんの活動を学ばせてもらってきた
むすびばーー東日本大震災市民支援ネットワーク・札幌」からの暖簾分けです。記して感謝します。


3、活動費カンパのお願い

 以上、大きく二つの活動、避難・移住・保養の相談会をおこない、受け入れ支援を継続していくこと、また、「いのち・むすびば」の活動を、山梨で、そして全国につないで、展開していくこと。その活動のために、またしてもお願
いになってしまい恐縮ですが、カンパのお願いをします。以下の銀行口座にお願いします。
 また振り込みに際してはメールをご一報ください。その後のカンパの用途について報告いたします。

【三井住友銀行 仙台支店 普通 9401592 ハヤオタカノリ】

 もちろん、このBCCには、福島や宮城などの被災地の方々、そこから避難・移住された方々、またご自身で受け入れ支援活動などをされている方がもいらっしゃいます。そうした方々は、このカンパのお願いはどうぞご放念ください。失礼いたしました。

 カンパのお願いは、昨年3月の原発爆発真っ最中の緊急避難の支援のお願いのとき、昨年7月の夏休みキャンプ支援のお願いのときに続いて、三度目になります。お願いが重なって恐縮ですが、生活そのものを建て直す、子どものいのちを守る、そういう具体的に人の移動をともなう活動をカタチにしていくには、やはりどうしても一定の資金が必要になります。
 どうぞご理解、ご協力をお願いします。また、周囲の方々にお呼びかけいただけますと助かります。


4、『現代思想』で鼎談、『津波の後の第一講』に執筆

 最後に最近の書き物・発言です。

 『現代思想』3月号「大震災は終わらない」で、鼎談をしました。
 早尾貴紀+中手聖一+小河原律香
 (中手氏は、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」代表
  小河原氏は、「放射能からいのちを守る全国サミット」実行委員長)

 鵜飼哲・今福龍太編『津波の後の第一講』(岩波書店)が刊行されました。
 そこに、東京経済大学でおこなった私の第一講義も収録しました。〈3.11〉後関西に緊急避難し、その避難先からそのまま宮城に戻らずに着任して話した最初の講義です。一年前のこと、その瞬間瞬間に何を考えどう行動したのかがまざまざと思い起こされます。

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